2007年4月22日日曜日

s'élever de roche

実はうちの奥さん以前はクライミングなんぞをしていたのですが、自分がトンと興味が無かったもので付き合ってからは行ってなかったのです。が、ここGrenobleではクライミングが非常に盛ん。だって、周りは岩山だし。上るところいっぱいあるって言うわけです。

で、奥さんが渡仏する前に道具を持ってきてねと伝えておいたのですが、その出番がやっと来ました。研究室の同僚に誘われて、と言うか、やってみたいと前々から伝えてあったのです。そこへ先週、同僚から『今度の日曜日にBBQやってクライミングするけど行く?』とのお誘いが!『ぜひ!!』ということで行ってきました。初クライミング。

実はGrenobleに来てすぐ人生初の山登りをしているのですが、今回誘ってくれたのも、このとき声をかけてくれた同僚。ありがたい。で、朝からBBQのしたく(お肉持ち寄り)をして、待ち合わせ時間に同僚のアパートへ。そこから車で約30分。Tram Cの終点の先にある山の中腹くらい。名前は"Le Petit Désert"。

で、まずは腹ごしらえと言うことでBBQ。この日は同僚の友人なども参加して大勢でのBBQ。フランスのBBQってどんなんだろうと思っていたら、めいめいがお肉、と言うよりソーセージを持ち寄って、バゲット持ってきてホットドックを作って食べるスタイル。家は塩手羽と豚肉のオリーブソース漬け(奥さん作)を持っていきました。結構評判は良かったですよ。

しかし眺めは最高だったなぁ。Grenoble市内を一望ですよ。
で、腹ごしらえが終わったら、まったりタイム。小1時間ほど待ったりした後、皆でクライミングスポットに移動。

まぁ、自分はやったこと無いもんで何をどうすればいいやら、分からなかったのですが同僚が丁寧に教えてくれました。英語で。ありがとう!

で、初のクライミングですが、初心者と言うこともあり、やさしいルートを選択してくれたようで、がんばれば自分でも登れる壁でした。でも、これが面白い。壁をよじ登るだけなんですけど、何でしょうねぇ。上りきったときの気持ちよさは。すごく楽しい時間を過ごせました。はまりそうです。
奥さんも久しぶりのクライミングで最初はちょっと緊張気味でしたが次第に勝手を思い出したのかさくさく上っておりました。
それにしても帰ってきてからのビールの美味しかったこと!!
次はどこに行こうか・・・

2007年4月21日土曜日

創造なし(サドル交換その2)

というわけで、金曜日に技官のおじさんと2人して一生懸命破壊したサドル。その跡に違うものを差し込まないと何時までたっても立ちこぎ自転車で、道行く人々の失笑をかってしまう為、新たなサドルを探しに行ってきましたp'tit vélo。ところが、サドルは置いていないとの事。むむ?ハンドルやタイヤはあるのに、なぜサドルは無い?(後で分かったことなのですが、どうやらサドルの盗難も多いとか。それと関連しているのかどうかはなぞですが。)

仕方ないので新品を購入することに。行った先は技官のおじさんに進められたDecathlon場所はLe Troncheで、Grenobleからは外れるのですが、もともと市の区分けが小さいのでTramでいけます。Tram のLine BでGrand Sablonという駅で降りて徒歩1分。近!

Decathlonはいうなれば総合スポーツ用品店ですね。自転車関連はもちろん、登山関連(クライミング含)、水着、釣り、狩猟(ショットガンの玉など。もちろん鍵のかかるショーケースに入ってました)など何でもござれ。
で、自転車関連の商品の充実してること!サドルはもちろん、ハンドル、ブレーキパッド・ハンドル、ペダル、チェーン、タイヤ、リム等々、自転車に必要なありとあらゆるパーツがそろっていました。値段はまぁ安くは無いですよ。つか、自転車の部品なんか日本で買ったこと無いからどれが安いのか良く分からんですけど。
まぁ、目的はサドルのポールだったのでそれを購入。14€。サイズは直径30mm、長さ350mm。

購入後帰宅して早速取り付けようとしたらレンチが無い・・・ので、日本人の友人に電話で聞くとなんと持ってるとの事。早速お借りして新しいサドルを装着。ん~。すばらしい。これで快適な自転車通勤ができる。

2007年4月20日金曜日

破壊なくして

と、ちょっと物騒な感じですが、何のことは無い、自転車の続きです。
先日のエントリで自転車を購入したのは書きましたが、実はサドルの高さが合ってなかったのです。調整しようにも固着してるのか、何をしても動かないので、しぶしぶそのまま乗ってたのですが、いい加減つらくなってきて同僚に相談すると、『技官に頼めばいいよ』。そう。研究室には技官の人がいるのです。コンピュータおよび実験測定装置担当、工作・加工担当、化学関係担当等。充実してますね。実験で困ったらまず教官ではなくて技官に聞けとなるわけです。
で、工作担当のガタイの良いおじさんに相談すると、『いいよ。どれ?』とおもむろに、
①ロックレンチで回す→回らない
②パイプレンチでまわす→回らない
ココでおじさんちょっと困ってました。で、しょうがないので
『穴あけて、棒を突っ込んでねじるか!』
と言う荒業に。サドルに横からドリルで直径8mmの穴を開け、そこへ鉄の棒を差し込み、
①力いっぱいねじる→回らない
②ハンマーで上下にはたく→回らない つーか鉄の棒ゆがんでる・・・
ココまで来ておじさんが、『これフランの自転車か?普通ならこれで取れるはずなんだ!』
と言うと、おもむろにフレームに貼ってある『Made in France』(なぜか英語)を指差すとあきれてました。
で、結局どうしたかと言うと切りました。サドルを。どうやったかって?最初は金鋸で切ったのですが、サドルですから、フレームに埋まっている部分は切れません。ので、しょうがないのでマイナスドライバーをノミのようにして、アルミのチューブを裂いていきました。
これがその残骸。
お分かりでしょうか?ありえない形になっているアルミチューブが。
サドルを破壊してみると、中はさびており、案の定フレームとサドルが固着しておりました。これはとれんわな。と言うことで、おじさんと1日かけてアルミのパイプを破壊して古いサドルがやっとこさ取れました。おじさんと2人で『サドル調整するのに丸1日かかったよw』って笑ってました。
この日はサドルなしで帰宅。道中すれ違う人に、『あぁ、サドル盗まれたのねぇ・・・』って顔で見られてましたけど、実は違うんですよ。自分で破壊したんです・・・まぁいいけど。

で新しいサドルを購入したのはまた別の話。

2007年4月15日日曜日

日曜の午後は

午前中はケーキなんぞを作って過ごした今日。午後からは本当に予定も無く、どうしようかと思っていたのですが、外はすごーくいい天気。散歩がてらアジア食材店まで買出しに行ってきました。
今日言ったアジア食材店は『Vet Hang』。高架下のMarchéの近くなのでちょくちょく利用するのですが、行く途中で発見したものは、
そう。Marchéの残骸。主に八百屋さんのごみなんですが、これ、すごいことにMarchéが終わるごとに業者が来て清掃するのです。ごみをまとめて、運搬車に乗せて。路上に落ちてる生ごみ(いらない葉っぱとかくずなんかはバンバン路上に捨てるのです。)は高圧放水で一気に流す。流した先は排水溝へ。むー、なんて効率的・・・Marchéは人がいっぱいいて楽しいのですが、終わった後ってなんだか物悲しいなぁって思いました。それにしてもこんだけ散らかってても次の日には必ずきれいになってるので、そこに感心します。

で、買い物が終わって帰宅した後は、家の玄関のドアを閉めてから3分でつく公園で日向ぼっこ。結構整備されている公園があって、天気の良い日曜日の午後なんかは、近くのマダムから、子供連れの家族や、サッカーに興じる大きいお友達まで勢ぞろいになるのです。
そんな中にうちらも混ざって、芝生の上に敷物を敷いて、午前中焼いたケーキでお茶の時間。
ん~。天気はいいし、風は気持ちいいし、公園のポプラの緑はきれいだし、ケーキはうまいし、最高。
ケーキを食べた後は、奥さんと公園を行き交う子供、大人、犬なんかをのーんびり眺めながら、とりとめも無く話をして過ごしました。

日曜日の午前中は パート2

以前にも同じようなタイトルで書いてますが。まぁよしとして。
昨日はお花見で昼間っから呑んだくれていたので、今日は何も予定も無く、ボーっとするかと思っていたのですが、奥さんが『ケーキやいてみようか?』との提案。先日ベーキングパウダーを発見したとか。と言うことで突然ケーキ作りの日曜の午前となったのであります。

奥さん:『バナナケーキとフランボワーズケーキ。どっちがいい?』
自分:『うぅぅぅぅむ・・・・・』
奥さん:『チョコバナナケーキでもいいよ?』
自分:『それだぁ(≧∀≦)』

いや、最近朝ゴハンにチョコバナナなんぞを食べてまして、甚く気に入っているのですよ。チョコバナナ。

自分:『そういえば、ケーキって作ったこと無いよなぁ』
奥さん:『じゃぁ作ってみる?簡単だし!』
自分:『いいの!?Σ(・∀・)

いや、わくわくしません?何かを作るのって?まぁそこはおいといて。

奥さん曰く、お菓子作りの基本はきっちり秤量することだそうなのですが、秤なんてありません。ので、全て軽量カップと勘で量りました。奥さんが。
で、以下レシピ。

バター 100g
小麦粉 100g
砂糖 80gくらい(甘いのがよければ100g)
ベーキングパウダー 2g
卵 2個
バナナ 1本
ココアパウダー 適量
ヌーテラ 適量

で、まずはバターを攪拌。これが意外と大変だった。ひたすらボールの中でバターを攪拌する。で、クリーム状になったら砂糖を少しづつ加えながら混ぜる。ひたすら混ぜる。砂糖が全て混ざったら、卵を3回に分けて混ぜる。根性入れて全体が滑らかになるまで混ぜて、そしたら粉(小麦粉+ココアパウダー)を入れて『さっくり』混ぜる。奥さん曰く、この『さっくり』が大事なようで。気泡をつぶさないようにと言われましても・・・最後に、ヌーテラとつぶしたバナナを混ぜて、バターを塗って小麦粉をうすぅく降りかけた耐熱皿に生地を流し込んで、上に切ったバナナをトッピング。そして、170℃に予熱したオーブンへ投入。
後は、待つだけ。40分後、見事に『チョコバナナパウンドケーキ』が完成しておりました!!
意外と簡単だったケーキ。次はフランボワーズとチョコのマーブル模様のケーキに挑戦か?

2007年4月14日土曜日

pot du cerisier à Grenoble

いつもコメントをいただき、そしてGrenobleの情報を提供してくださる、Motoïさんと連絡しあって今日、ここGrenobleでお花見をしてきました。Grenobleにも結構桜はあるのです。今はちょうど八重桜が満開です。が、日本ほど密集していないので、しみじみとした美しさと言う感じですかね。
場所はDomain Universiteにある自分の研究室の裏手。結構大きな桜の木があって、ちょうど広場になっているしいいかと思いまして。 で、内容はと言うと、当然『日本式』のバーベキューです。豚肉、子牛肉、鶏の手羽、ズッキーニ、パプリカ、たまねぎ、アスパラ、アスパラの肉巻き。タレはアジア食材店で購入。 そして、日本式バーベキューと言えば『焼きそば(ソース味)』でしょう! 先日からMotoïさんと連絡しているときに『焼きそばしたいですねぇ』なんて言っていたのです。まぁ、ソースはしょうゆとウスターシャソースで何とかなるだろうと思っていたら、なんと、Motoïさんが焼きそばソースを見つけて購入してきました!!本当に何でもあるなぁ、Grenoble。が麺が無いので何かで代用せねばと言うことで、今回は生のフィットチーネを使用。昨晩、家にMotoïさんが来て一緒に実験したらこれでいけるということで。麺は出かける前にゆでてサラダ油を絡めておいて、引っ付かないように。で、これがまたうまいんだ。ちゃんと焼きそばになってる!いやぁ、うまかった!(しまった!焼きそばの写真とるのわすれたぁ・・・) え?桜はどうしたか?見ましたとも。最初の乾杯のときだけwあとは常にコンロの肉と野菜を見つめてましたw

おまけ
実は桜はもう結構散っていて、風が吹くと桜吹雪(というには程遠いか。木が1本しかなかったし)になる感じだったのですが、タンポポは満開でした。奥さんはこれに甚く感動しておりました。

2007年4月13日金曜日

『ぺっ』

日本ではほとんど縁の無かったガムなんですが、こちらに来てから最近噛むようになりました。なぜならタバコが高いからorz

で、最近噛んでいるのがこれ。

『Sans Sucres』は直訳で『砂糖入ってませんよ』。まぁ、甘くねーよと言うことです。 感じとしては [{(日本のグリーンガム)-(甘み)}+(フリスク)]/2 って感じでしょうか。なかなかすっきりしていて好きなのですが、こないだふと側面を見たら、
(;゚ Д゚) …!?
よーく見てください。どう見ても口からくずかごへ点線が出てますよね。これって、噛んだらくずかごへ『ペっ』ってしろってことですよね・・・日本なら噛んだら『包んで』くずかごへですが。
これを見つけたとき、思わず笑ってしまいました。

それにしても、『ペっ』か。くずかごに入れろっていうだけいいのか?

2007年4月10日火曜日

今更ですが・・・(2007年4月12日追記と写真追加)

自転車を購入しました。だってあったかくなってきたし(今日の日中は半そででOKの陽気!)、Grenobleは四方を山に囲まれた盆地なので、研究室までは平地だし、Tramの定期も馬鹿にならんので・・・

と言っても新品ではなく、中古。ここGrenobleでは、皆結構自転車に乗ってます。しかもふる~い自転車にもばしばし乗ってます。皆物持ちがいいんだなぁって漠然と思っていたのですが、どうもそれだけではないようで。

ここGrenobleには、中古自転車、と言うよりは廃棄されるような自転車すらも集めて、自分で組み立てたり、修理したりして使おうと言うassociationがあります。その名も『Un p'tit vélo dans la téte』。
自転車購入を考えてから、研究室の同僚に相談すると、ココを勧められたのです。なぜか。中古自転車ならぼろいしので盗難に遭いにくいから。どうも自転車盗難は日常茶飯事のようで。別の同僚は2回も盗まれたとか・・・

で、HPを調べると、夕方からしか開いてない。ので、18:05くらいに地図を見ながらたどり着くと、いまだ開店準備中。そらそうだよな。で、『Je voudras un vélo.』と聞くと、怒涛のようにフランス語で話しかけてくる。まぁ、そらそうだ。で、何とかかんとか解読すると、『ココはお店じゃなくて、協会だから。自分で修理したりするんだよ』となかなかおっとこまえで長身(自分よりもはるかに高い!!)のお兄ちゃんが説明してくれてたようです。まぁ、それはなんとなく知っていたので、
自分 : 『Donc, how can I take vélo?』(仏英ちゃんぽんw)
と聞くと、
お兄ちゃん : 『ココで入会金を払って自転車を選んでよ』(仏英ちゃんぽんw)。
なるほど。入会金ね。そう。協会というだけあるので入会金が必要なのです。でも、学生なら年間13€。これで一年間は工場と工具などが使いたい放題なんです。さくっと用紙を記入し(氏名とメアドを記入するだけ。身分証なんかの確認一切無し!)シールと会員証をもらう。シールは自転車に貼るのだとか。盗品じゃないよって証明にでもなるんですかね。
その後、工場の隣の倉庫へ。すると、どうよ。所狭しと、自転車(ロード、マウンテン、ダッチetc)が無造作に置かれている!おまけに、ちょっとブレーキワイヤー切れちゃったかなって程度のものから、これって廃車寸前ですよね?っていうものまでが一緒くたにされてました。この中から選ぶのですが、
お兄ちゃん : 『What kind of bike do you prefer?』
自分 : 『Je voudras le VTT』
と答えると、
お兄ちゃん : 『この辺がそうだね。どれがいい?』(英仏ちゃんぽん)
VTTはフランス語でマウンテンバイクのこと。指差される辺りを見ると確かにマウンテンバイクが固まっている。その中で程度の良さそうなのをチョイス。後輪ブレーキと後輪ディレイラーのワイヤー外れ、ハンドルが曲がっている、サドルが固まっている、と言う状態だったのですが、新品のワイヤーも付属してたしいいかということでこれに決定。お値段40€。この値段はあの中では高いほう。お兄ちゃん曰く、『これはいいバイクだからね!』だそうだ。まぁいいか。
で、この自転車を持って工場へ。お金を払ってさて修理。必要な工具は全て工場内にあるし、必要な部品(ハンドル、ペダル、ブレーキ、などなど)は全て揃っている(もちろん中古ですよ)ので、不便は無い。さて、自転車の整備なんて何年ぶりか。最初はちょっともたつきましたが、次第に昔を思い出し、ふんぬぅっっとワイヤーを張って、後輪ブレーキ終了。同様にして後輪ディレイラーも終了。さて、問題はサドルだ。これが、固まっててうんともすんともいわない。おそらく何かをかみこんだのだと思うのですけど、途方にくれてお兄ちゃんに助けを求めると、
①力いっぱい手でひねる→動かない
②CRCを吹きかけ、プラスチックハンマーではたく→動かない
③パイプレンチで強引に→動かない
④万力にサドルをはさんで、自転車本体をまわす→ピクリともしない
と言う、ひっじょうに豪快な、日本ではお目にかかれないような整備方法(?)を見せていただきました。が、ピクリとも動かないのでお兄ちゃんもお手上げ。しまいには『溶接されてるかもね』とか言い出す。そんな訳なかろうが。どこに溶接痕あるよ?まぁ、時間も時間(20:00。終了時刻)だったし、とりあえず走れるようにはなったので今日は低いサドルのまま帰宅。明日の昼休みにでも直すかな。

(2007年4月12日追記)
で、自転車はこれ。
フレームのはがれかけたステッカーを見ると、『Shimano』の文字が。どうやらShimano製の自転車のよう。
ディレイラーはもちろんShimano。なかなか頑丈なフレームで結構気に入ってます。まぁ、ちょっと汚れていますが。おまけにタイヤは無駄にミシュラン。さすがフランスw
サドルはいまだに低いまま。やっぱりパイプレンチかなんかを使って力業するしかないんだろうなぁ。


それにしても、このp'tit vélo、Grenobleではかなり浸透しているようで、今日も自分が整備している間は、工場は人であふれていました。車輪のバランスをとるお兄ちゃん、ブレーキと電灯を直す女の子、パンクを直す男の子。年代も性別もまちまちでしたが、それだけ市民に浸透しているってことです。いや、ちょっと前にはやった『MOTTAINAI』精神そのままじゃんって思いながら作業してました。

自転車の写真などは明日upしますのでお楽しみに。
(2007年4月12日写真追加しました)

さぁ、これで運動不足が解消できるか?

(2007年4月12日追記)
アパートから研究室まで自転車で15分。Tramだと待ち時間とかあるので下手すると30分くらい。すごい時間短縮。でもあんまり運動にはならんなぁ・・・

2007年4月9日月曜日

突然の休日の過ごし方

フランスでは、昨日4月8日はPâques(復活祭)でした。で、今日、4月9日はle Lundi de Pâquesと言って、復活祭の月曜日と言うことで祝日でした。
(そんなことを知らずに、朝研究室まで行って、鍵がかかっている!Σ(・ε・;)
そこで初めて祝日だと気がついたのは内緒だ・・・朝、車や人が少ないと思ったんだよなぁorz)

復活祭では、朝チョコレートの卵を探したりするそうですが、家は仏教徒なのでそんな事全然しませんでした。ちょっとやってみようかと奥さんと話していたのですけどね。

で、突然休日になってしまったので、情けなく帰宅。奥さんに
『儲けたじゃん( ・∀・)!』
と言われ、何とか落ち着きを取り戻したのは良いのですが、することが無い・・・
何せ突然だったもので。で、論文読んだり、奥さんの洗濯の手伝いや、包丁を研いだりして午前中を過ごし、朝奥さんがこしらえてくれた弁当を昼ごはんに自宅で食べ、夕食の準備をして、『暇だし出かけるか』となったわけです。

で、どこへか?
ここGrenobleでは先週から小中学校は春休み(2週間)。おまけに今週は大学も春休み(1週間。ちなみにDrの学生は関係なし)。それにあわせてか、3月31日4月22日まで、carnaval de déplacement(移動遊園地)がお目見えしています。これが、家の窓から良く見えるんですよ。最初、何だろうと話していたのですが、奥さんが買い物の途中で看板を見つけ、carnaval de déplacementであると判明。いつか行ってみようと言っていたのですが、看板を見ても場所が分からん。ので、本日暇つぶしをかねて、場所探索に行ってきました。

場所はBastilleの麓で、毎週日曜日にBrocantの開かれる場所のすぐ隣でした。
で、内容はと言うと、
Σ(・Д・ノ)ノ スゲェ!!!!!!!!!
の一言。日本では遊園地(TDL等のテーマパーク含む)なんかには縁の無い生活だったので、びっくり度は人よりもすごいかもしれませんが、それでもびっくり。人がいっぱいだ!!!!
で、乗り物はメリーゴーランドとか、コーヒーカップとかじゃないんですよ。絶叫系多し!!これが移動して来るっていうんだから!!!
乗り物は乗っている間にMCがず~っと喋ってお客さんを盛り上げています。あちこちでMCが喋っちゃ盛り上げ、音楽ガンガンかけて、すごい盛り上がり!!!
おまけに、日本のゲームセンターみたいな小屋も多くあったり、くじ引きや射的なんかもあって、『遊園地+縁日』見たいな感じでした。今日は乗り物には乗ってこなかったのですが、後日夜に出動する予定なので、そのときにまた。

ちなみに、これ、入場料無料。乗り物は1回3€くらい。おまけに回数券もある。乗り物ごとにチケットが違うので、それぞれで購入するしくみ。お化け屋敷みたいのから、おなじみミラーハウス、忍者屋敷(カラクリハウス)みたいなものまでそろっていて、しかも大人もそれを楽しんでいる!!いいなぁ!次に行ったらぜひ行ってみよう(・∀・)!


おまけ
フランスでは綿飴が『Barbe à papa』。直訳で『パパのひげ』。誰ですか?『barbapapa』と間違ったのは? (;・∀・)・・・・・

2007年4月8日日曜日

le bistro de chinois

といっても1日限定でしたがw

日曜日の午後、以前より食べたかった餃子に挑戦。豚挽き肉はスーパー、韮はアジア食材店、キャベツとねぎ(ポワロ)はMarchéでそれぞれ購入。皮もアジア食材店で売っているのですがどうせなら作ってしまえということで、小麦粉からこねて、2時間寝かせて作りました。以下備忘録代わり。

材料(2人分)
--餡--
豚挽き肉 150g
中華風干しえび 適量
ねぎ(ポワロ) 細いの1本半
韮 半束
キャベツ 5から6枚
にんにく、しょうが 適量
--皮--
小麦粉(フランス表記でType55。日本だと準強力粉らしい) 100g
水 100mlくらい
塩 ひとつまみ

皮は、水を少しずつ加えてひたすら捏ねる。ただ黙々と捏ねる。一心不乱に捏ねる。途中、『俺って上手かも?』と自画自賛することを忘れないw
耳たぶくらいの硬さに水を調整しながら捏ねたらラップをして冷蔵庫で2時間寝かす。
寝かした後、2つの塊にわけて、ひとつを20から25 cmの長さの棒状にして、打ち粉として片栗粉を軽くまぶし、8等分にする。この小塊をのし棒で伸ばす。厚さは薄めがよいかと。伸ばし終わったら鬼のように片栗粉をまぶしておかないと他の皮とくっつくので注意。伸ばしている最中も『ひょっとしてこの皮いけてる?』と自画自賛。これ大事w
餡のにんにくとしょうがはすりおろす。キャベツは芯はしっかり目に、葉の部分は軽くゆで、熱が通り過ぎないようにゆで終わったら水にさらし熱を取る。荒めのみじん切りにして水を切り、韮、ねぎの荒みじん切りとあわせて、にんにく、しょうが、豚挽き肉、干しえびのみじん切りとあわせて、練る。ひたすら練る。たとえ、豚挽き肉が冷蔵庫から出したてで非常に冷たくて、手がかじかんでも負けずに練る。このとき、ごま油少々、こしょう少々しておく。
後は、皮で包み(形は気にしない。焼けばどれも一緒。と開き直ることも大事w)、再び片栗粉を鬼のようにふりかけ、準備終了。
焼くときは、フライパンにサラダ油をとり、適度に熱し、餃子を投入。火は中火くらい。焼き目がついたら、水溶き片栗粉を餃子の上からかけてふたをして待つ。端っこの水溶き片栗粉が固まって羽のようになったらふたをはずし、上からごま油を少量かけて、水分を飛ばして出来上がり!!
この日は、奥さんが以前取っておいた鶏がらで中華風スープをこしらえて、さらに中華風味の野菜炒めまで用意してくれたので、突如としてGrenobleに数時間限定の『Le Bistro de Chinois』が開店。奥さんと呑んだくれてました。

2007年4月2日月曜日

在外選挙登録の前に・・・

先日も書きましたが、フランスでも在留届を提出していれば、在外選挙ができます。が、その前にしておかなければならないことがありました。それは、
『日本での転出届』
です。
今日リヨン領事事務所に電話連絡したときに判明。転出届をしていないと在外選挙はできないそうで。まぁ、そらそうですよね。日本も引越した時には転出届を出さないと選挙できないもんなぁ。自分のミスなのでしょうがないのですが、在外選挙をする機会なんぞ今後あるかどうかも分からんし。せっかくの機会なのでできればやってみたい。まぁ、最終住居地は実家なので、地元の市役所に連絡して転出届をさかのぼって提出できるか否かを聞いてみないと。

ついでに。
今回の在外選挙登録はGrenobleまでリヨン領事事務所が出張ってきてくれるわけですがそのときに運転免許の申請もしてしまおうかと言うことで、今日ついでに聞いてきました。
学生の場合にはこちらの免許に切り替えることはできないそうで。ただし、日本の免許証を翻訳したものを持っていれば大丈夫との事。この申請に必要なものは、
・パスポート(要コピー)
・滞在許可証(要コピー)
・日本の運転免許証
・証明写真1枚(パスポートサイズ)
・手数料14€50(現金or小切手)
・返信用の切手
だそうです。郵送でも受け付けているそうなのですが、ついでなので。今すぐ必要なわけでもないし。

追記
結局、転出届はさかのぼって提出できることがわかったのですが、

dokin in Grenobleより
海外で働くデメリットその2。転出する年の住民税を一気に払っていかないといけないこと。住民税は普通1年遅れで月々支払うが、海外転出の人はもはや「来年」が無いので行く前に一括して納入しないといけない。これは痛い。

と言うように、住民税の一括納入(今年分)および、国民健康保険からの離脱手続き等、めんどくさい(自分で手続きできるわけじゃないので)&金銭的につらい と言うことで今回の在外選挙は見送ります。権利を放棄しているみたいでなんかいですけど、仕方ない・・・(dokinさん、情報ありがとうございます。)

奥さんの滞在許可証(つづき)

奥さんの滞在許可証(card de séjour)は、prefecture側のミスでお預け状態だったのですが、本日やっと連絡が来て入手できました。
キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!
いつできるのか全くわからなかったのでちょっと心配になってきていたので、本当に安心しました。
それにしても良かった。

と言うわけで、学生の配偶者の場合の手続きについて。
基本的にそろえる書類などは自分のときと同じですが、収入が無いので日本の銀行の残高証明が必要です。健康診断の場合には、配偶者の方が2回目の健康診断を受けるときには2人で行った方がいいかもです。色々と説明とかもあるので。
でも、受け取るときに購入する収入印紙(timbre)の額が違います。学生の場合には55€だったんですけど、配偶者の場合には220€!高い!!
あとは不備が無ければそのまま発行されるはず。

2007年4月1日日曜日

大 満 足!!

ここGrenobleでは3月14日から31日までの日程で『Grenoble Jazz Festival』なるものが開催されていました。市内の各地でJazzのコンサートが催され、月曜日から土曜日の昼夜、それこそ有料から無料まで、さまざまなアーティストが来てコンサートを開いていました。で、そんな催しごとなら参加しなくてはならんでしょうと言うことで行ってきました。
このFestival、今年で35回目とかなり由緒正しい(?)もののようで、全プログラムの書いてある冊子まで無料配布していました。これによると、最終日の31日、12:30から、Musée de Grenobleで無料のコンサートがあると言うので行ってみようと思っていたのですが、たらたら準備していたら間に合わず。ので、15:30からMC2である無料のコンサートに行ってみようとなったわけです。
昼食を済ませてTramに乗っていってみると、意外と人がいる。で、無料だったのでチケットはいらないだろうと思っていたら、待っている人たちみんなチケットを持っている。
(゚д゚;)ナニ!?
と言うことで、チケット売り場で『15:30からのチケットを頂戴』と怪
しいフランス語で伝えて無事チケットを入手。会場はそんなに大きくないのですが雰囲気ばっちし。
正直、この演奏の人は全く知らなかったのですが、先日のクラシックのこともあるのでちょっと楽しみにしていたのですが、これが・・・なんというか・・・はずれorz
前衛的といいますか、新しすぎて分からん・・・
と、凹み気分で帰ろうとするとこちらの友人(日本人)とばったり遭遇。どうやら、この友人もこの新しすぎた演奏にやられたらしく、20:30からのコンサート(有料)のやつにも来て、気分直しをするとの事。確かに、このままだとちょっとなぁ。と言うことで、自分と奥さんも同じコンサートのチケットを購入。このとき、『Vous est étudion?』ときかれるので、すかさず『Oui!』と元気良く返事。おまけに奥さんの分も購入しなければならないので『Deux place SVP.』と言うと、なんと奥さんの分も学生料金で購入できました。おまけに学生証の確認もなし。この辺のルーズさ加減がフランスですかね。占めて30€。チケットを確認すると指定席ではなく、全て自由席。と言うことで、夜は早めに来ようねと奥さんと相談しつつ、夕方までカルフールでお買い物。帰宅後、お腹が減るのはいやなのでバゲットとヌーテラでおやつを食べて、いざ出発。

で、演奏者は『Jan Garbarek Quartet』(リンク切れがいやなので魚拓とって見ました)。ノルウェー出身のJan Garbarek(Sax)を中心としたカルテット。メンバーはこんな感じ。

  • Jan GARBAREK, saxophones
  • Rainer BRÜNINGHAUS, claviers
  • Eberhard WEBER, basse
  • Trilok GURTU, percussions
このJanという人、どうやらかなり有名らしい(これまた知らなかったんだな)。これは期待できるとわくわくして会場のMC2へ。するとどうだ。列ができている!
Σ(゚∀゚;)エッ!?
到着したのは19:55。これでも早いかと思ったのにすでに入り口の前には40から50人の列!あわてて並ぶと、その後も続々と人が来て、並んで5分ほどで長蛇の列!!!!!フランス人は時間に寛容なのではなかったのか?いや待て、そんなフランスの人たちがこれほどまでに早く来て長蛇の列を作るのだ。これは期待できますな。と言うことでわくわくしながら開場を待つ。

ステージの感じはこんな感じ。
いい感じじゃないですか。入場後はあれよあれよと言う間に席が埋まり、結局真ん中よりも後ろの、ミキサーさんの真後ろの席になりました。 入場するときに写真撮影はだめよ見たいな張り紙があったので写真はこれだけ。

で、内容なんですが、いや、良かったです!!!夕方聞いたのとは大違い!!!途中でメンバーそれぞれのソロなんかもあって、堪能できました。最後の曲が終わると、もちろん大拍手。演者がひけると会場全体で、手拍子でアンコール。すると、来ましたよ!!!アンコールもきっちりかっこよく演奏し終わると、もうスタンディングオベーション!!!いや、まじめにかっこよかったですから!!!!!

そんな感じで、夕方に凹んだ気分をきっちり盛り返してくれたコンサートはたっぷり2時間!!!本当にあっという間だった。で、盛り上がった気分のまま帰宅するとすでに23:00近い。が、お腹が減っていたので奥さんとパスタを食べて、ビールを飲んで。

いや、やっぱり良かったですよ!!!!感化されやすいというか、ミーハーと言うか、Net RadioでJazzを聞き始めたのは内緒だw