2007年4月20日金曜日

破壊なくして

と、ちょっと物騒な感じですが、何のことは無い、自転車の続きです。
先日のエントリで自転車を購入したのは書きましたが、実はサドルの高さが合ってなかったのです。調整しようにも固着してるのか、何をしても動かないので、しぶしぶそのまま乗ってたのですが、いい加減つらくなってきて同僚に相談すると、『技官に頼めばいいよ』。そう。研究室には技官の人がいるのです。コンピュータおよび実験測定装置担当、工作・加工担当、化学関係担当等。充実してますね。実験で困ったらまず教官ではなくて技官に聞けとなるわけです。
で、工作担当のガタイの良いおじさんに相談すると、『いいよ。どれ?』とおもむろに、
①ロックレンチで回す→回らない
②パイプレンチでまわす→回らない
ココでおじさんちょっと困ってました。で、しょうがないので
『穴あけて、棒を突っ込んでねじるか!』
と言う荒業に。サドルに横からドリルで直径8mmの穴を開け、そこへ鉄の棒を差し込み、
①力いっぱいねじる→回らない
②ハンマーで上下にはたく→回らない つーか鉄の棒ゆがんでる・・・
ココまで来ておじさんが、『これフランの自転車か?普通ならこれで取れるはずなんだ!』
と言うと、おもむろにフレームに貼ってある『Made in France』(なぜか英語)を指差すとあきれてました。
で、結局どうしたかと言うと切りました。サドルを。どうやったかって?最初は金鋸で切ったのですが、サドルですから、フレームに埋まっている部分は切れません。ので、しょうがないのでマイナスドライバーをノミのようにして、アルミのチューブを裂いていきました。
これがその残骸。
お分かりでしょうか?ありえない形になっているアルミチューブが。
サドルを破壊してみると、中はさびており、案の定フレームとサドルが固着しておりました。これはとれんわな。と言うことで、おじさんと1日かけてアルミのパイプを破壊して古いサドルがやっとこさ取れました。おじさんと2人で『サドル調整するのに丸1日かかったよw』って笑ってました。
この日はサドルなしで帰宅。道中すれ違う人に、『あぁ、サドル盗まれたのねぇ・・・』って顔で見られてましたけど、実は違うんですよ。自分で破壊したんです・・・まぁいいけど。

で新しいサドルを購入したのはまた別の話。

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