2007年8月11日土曜日

帰国前の準備(つづき3)

帰国前の準備のつづき其の参

・インターネットの解約
解約する旨を手紙にして、書留でNumericableのサービスまで送ったが、先日
『解約理由を説明せよ』
との手紙が。ご丁寧に無料電話番号へ電話せよとの事。でも、フランス語で説明できる自信は無いし、英語喋れる人はいるのかどうかわからんということで友人にHELP。
で、結局なんでそんな手紙が来たかというと、契約は1年単位で、それになる前に解約するということなので理由を知りたかったとのこと。で、帰国のためである旨を伝えてもらうと、必要な追加書類が発生。
 (1)アパートの解約手続き書類
手元に無かったので、住居の保険の解約の手紙で代用。
 (2)帰国便の航空チケットのコピー
をNumericableのサービスセンターに送付して終わり。
まあ、なんかあってももうフランスにいないし・・・
大丈夫でしょう。
ModemはGrenobleにあるNumericalbの支店に送付しておくことにする。

・アパート退去時のチェック
Grenobleを立つのが13日の朝10時ということで、その前に不動産屋さんが来てチェックをするのだが(大家さんではない)、時間が早すぎるとか文句を言われる。そんな事言われてもねぇ・・・調整するから連絡待っててといわれるが一向に連絡が来ないので、痺れを切らして直接不動産屋さんへ出向く。
すると、13日の朝8時半にアパートに行くからまっててくれとの事。なんだ。やればできるじゃないか。
ということで問題なくアパートを退去する予定。

ということで、アパートから更新するBlogはこれがおそらく最後。
なんかもう帰国かという感じ。

2007年8月7日火曜日

ちょっと豪華に日帰り旅行

フランスへ来て余り観光らしい観光をしてなかったのですが、最後だし、バカンスだしということで、Grenoble、というかIséreの観光案内のパンフレットで見つけた
Chemin de fer de la Mure
という観光電車に乗りに行って来ました。

この電車、始まりは1880年に工業用として開始したのが始まりのようです。元はこの電車を使って炭鉱(?)から、石炭なんかを運び出していたようです。
その線路を利用して今では観光をしているわけです。
また、この電車がかわいいこと。古い客車をそのまま利用してるらしく、古い感じがまたいい!!

おまけに、客車ごとに内装違うし。これは楽しい。

ルートとしては、
Saint Georges de Commiers → La Mure
というルートになるわけですが、この線路が巨大なダム湖沿いにあるわけでして、眺めは最高!!


で、出発してみると、いかにも昔の電車ですというような、『ガタンゴトンガタンゴトン』という揺れと、『ギシギシ』と音を発する窓。うぅ~ん。昔の人はこんな感じで電車に乗っていたのねという雰囲気を満喫できます。
乗っている最中にダム湖の水力発電の説明とかがあったのですが、分かったのはそこまで。だって、フランス語なんだもの・・・
でも、景色がいいからいいのです。

景色の良いところでは電車は一時停止して、写真タイムがあったり、速度を落としたりして、サービスは良し。

で、La Mureまではこの電車で2時間くらい。すごーくゆったりした電車なのです。

La Mureに到着すると、そこにはTrans Iséreの特別バスが待機していて、通ってきたダム湖まで連れて行ってくれます。往復で3.6€だったかな?
このバスは最近運行を始めたらしく、電車の駅なんかでパンフレットとかがおいてありました。

で、このバスに連れられて湖まで言ってみると、そこには船が一艘待っているわけです。
バスの乗客は皆さんそちらへ移動。La Mureの駅で手に入れたパンフレットには、船に乗りながら食事している写真が載っていて、レストランでもあるのかと思っていたら、そうではなくて、ランチクルージングだったのです。
そんなことまで調べてなかったので、予約なんかしてません。が、船でチケットは買えると言うので(その辺にいたおねえちゃんに聞いてみた。)船長さんに聞いてみると、乗船は即OK。で、『食事はどうする?』と聞かれ、『予約してないんだけど大丈夫?』と聞いてみると、なにやら船の中の係りの人と二言三言相談し、これもOK。ということで、予期せず、ちょっと豪華にランチクルーズとなったのです。

食事は、メインのプレートからチーズ、デザートまで出てくる簡単なコース。
写真はメインのプレート。鶏肉の煮込みとジャガイモのグラタン。
おいしかった!おまけにRoséなんか飲んだりして。
このクルーズはlac de Monteynardを周遊するコースでその感に食事。
ちなみに船の名前は『La Mira』。この観光船もできたのは最近らしく、船の中もきれいだし、サービスも良いし、おまけに景色は最高だし、大満足でした。

2007年8月6日月曜日

値上がり

何のことかとお思いでしょうが、タバコです。えぇ。

うちに最も近いTabacは、平日夜中12時過ぎまで営業してるので便利なんですが、今日、晩御飯終わってから明日のタバコを買いに行き、いつもどおりのマルボロライト(ソフトケース。フランス語ではSouple)を注文し、10€出すと、
ムッシュ:『30サンチームありませんか?』
自分:『(なんで30サンチーム?)いや、ないなぁ』
で、よく棚を見ると、一律で30サンチーム値上がりしてる!!!
ぐあぁぁぁぁ!!!!
いい加減やめろって事ですかね・・・

銀行めぐり

実は、うちの奥様トラベラーズチェックを持ってきていまして、帰国前の旅行のときに使ってしまおうということで今まで換金せずにおいておいたのです。

奥様曰く、
『ヨーロッパではトラベラーズチェックがそのまま使えないから不便だよねぇ』
との事。で、換金しようということになって本日は銀行へ。ついでに、こっちの口座にもちょっとお金追加しておきたかったし。
トラベラーズチェック、(ちなみにフランス語だと、le chèque de voyage。そのままですね。)そんなコジャレた物使ったこと無い私としては、簡単に考えていて、どこでも換金できるだろうということで、私の口座のあるVictor HugoのSociete Generalへ。
で、口座に入金する窓口と同じ窓口へ行って
自分:『これを換金したいんですけど?』(怪しいフランス語)
マダム:『それはできないわ。』
自分:『えぇ?自分はここに口座あるんですけど、そこにデポットするのもできない?』
マダム:『それはできるけれど、奥様は口座持ってるの?』
自分:『いや持ってないけど・・・』
マダム:『じゃあだめね。奥様の口座にデポットしてそこから送金するならできるけれど。』
(以上私の脳内変換による訳)
という、やり取りがありまして。自分のフランス語の能力が著しく低いため、正確に記しているかどうかは疑問ですが、当該銀行では
①トラベラーズチェックの換金は不可
②トラベラーズチェックを口座にデポットするのは可。ただし、チェックと同名義の口座が必要
③トラベラーズチェックを口座にデポットしてしまえば、口座間の送金は可能(当然だけど)
という感じ。

で、しょうがないので2件目。同じくVictor HugoにあるLCLへ。ここは銀行+保険屋さんですか。
ここの受付のムッシュ(若い)に
自分:『これを換金したいんですけど?』(怪しいフランス語)
というと、
ムッシュ:『ちょっと分からないから聞いてくるので、まっててください。』
で、近くにいたマダムに質問。戻ってきてお兄さん曰く、
ムッシュ:『うちではできないですけど、La Posteならできますから。』
自分:『La Posteですか?』(不安で聞き返す)
ムッシュ:『そう。La Posteです。』
なんと、うちのすぐ近くのLa Posteで換金できたのです。何のためにここまで来たのやら・・・

Victor Hugoの近くにはほかにも銀行があった気がしますが、
①断られるのがいや
②間違いなくできる場所を知ってしまった
ということで、近所のLa Posteまで戻る。並んで順番待ちして、マダムに
自分:『これを換金したいんですけど?』(怪しいフランス語)
というと、
マダム:『(奥様の)パスポートを見せてください。そうそう、ここ(トラベラーズチェックのサインする場所)にサインしてくださいね。』
ということで一発OK!!で、サインして、パスポート見せて、
マダム:『フランスに住所はあるの?』
ということなので、こちらの住所を教えて終了。現金にするときにはいくらの紙幣が好いのかまで聞いてくれました。親切。

ということでやっとこさ換金できたわけですが、銀行へのデポットはめんどくさくなり後日へ後回し。

それにしても、銀行ならどこでも換金してくれそうなものなのに、めんどくさかった・・・

2007年8月4日土曜日

美食

フランスは言わずと知れた美食の国。食材は豊富で、楽しい食生活をしています。

おまけに、フランスは肉食中心の国。お肉屋さんに行けばいろんなお肉が売っています。しかも、部位がいっぱい。牛は子牛肉も売っていて見ているだけで食欲がわいてくる・・・

で、そんな中いまだに食べたことの無かったものが。それが、
『pigeon』
鳩さんですね。うちの奥様がよく利用する屋内のmarchéにあるお肉屋さんでは鴨は当然、鳩や鶉なんかも売ってるんです。で、帰国前に一度は食べてみようということになり今回は鳩を食べてみることに。

以前、自分の叔父叔母夫婦が遊びに来たときに
『鳩もすごく美味しい』
と、言われていたため気にはなっていたのです。

こちらのお肉屋さん、特に鳥系を売っているお店では大概まるのまま売ってます。捌いてあるのもありますけど。ここで、丸焼き用の一羽丸まるを購入するときに、お腹の中を掃除してもらえるのです。そうすれば、かってかえってオーブンでこんがり焼くだけ。なんて簡単!!

今回も鳩は一羽まる売りなので、2羽購入して、お腹の中を掃除してもらって、と。

さて、肝心の鳩さんですが、今回は時間を追って写真を掲載しますね。

まず、最初の状態。
彼らもまさか食べられるとは思っていないでしょう。のんびりしすぎ。
[追記]
ちなみに、上記写真はイメージ映像ですからw
[追記以上]
で、食べられるように下ごしらえした状態。
この状態でお腹の中はきれいになっています。レバーは詰め込んでありますけど。
で、これに、岩塩とローズマリーを混ぜたやつを表面にすりこんで、お腹の中にはレモンとローズマリーを追加。
この状態に、ジャガイモを追加して、190℃のオーブンでこんがり焼いて出来上がり。
なんて美味しそう!!
で、祭りの後。
あまりのおいしさに、奥さんともども、まるで蟹を食べるかのように集中して食べてましたw

いやぁ、フランスってほんとに美味しいですね!

2007年8月3日金曜日

ま ぐ ろ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

Grenobleに来てからというもの、お肉中心の食生活。
まぁ、内陸なのでしょうがないし、お肉美味しいからいいのですけど。

で す が ! ! !
GrenobleのCentro Villeにある屋内のmarchéですごいものを発見。
なんだかお分かりでしょうか?全体はこれ↓
えぇ。マグロです。しかも大トロ

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
こんな大トロ、日本でも見たことない!!!
これを見つけた瞬間、奥さんと即決で夕飯のメニューが決定。
お魚屋さんで生で食べれるか聞いて、大丈夫との事だったので
フライパンで軽く焼いて、たたきにして食べました。

醤油と、マグロの油と、山葵が渾然一体となった味はまさしく和食!!

おいしかった。

日本じゃこんなマグロ、高くて食べられないだろうなぁ・・・

2007年8月1日水曜日

帰国前の準備(つづき2) [8月3日追記あり]

帰国前の準備を進めています。
その備忘録のつづきpart2。

・銀行口座
RDVを取って銀行へ。開設したのが研究室近くのSociété Généralの支所だったので、一応そこまで出かける。で、責任者らしき人とお話を。
と、ここでひとつ問題が。相手はフランス語しか喋れない・・・
辞書を引き引き、
『日本に帰るから口座解約したいんだけど。』
『アパートのCaoutionとかの入金があるからしばらく閉鎖できないし』
『日本からも解約の手続きしたいんですけど、どうせばいいんでしょう』
ということを何とかあっぴーる。何とか伝わったらしいのですけど返答もフランス語。そら必死ですよ。
で、以下口座解約について。
・解約自体は日本からでも可能(少なくともSociété Généralの場合は)。ただし、離仏前に銀行で(仮)解約書類にサインしておく必要あり。
(フランス外から解約手続きしますよーという旨の書類と思われる)
・帰国後、ネットでCautionなどが入金されたことを確認したら、
   (1)『解約したいんですけど、お願いします』という旨の手紙を書く(フランス語で)
   (2)CB(クレジットカード)と小切手帳を破る
   (3)日本の銀行のRIB
の3点を封筒に入れて、フランスの銀行に送る。
これで解約手続きは終了。なんだか簡単すぎる。
色々見てみると実際に口座が閉鎖されるのは解約手続きから1月くらい掛かるらしいがどうなるかはお楽しみ。

・荷物
先日も書いたが、荷物はフランスのColissiomo Internationalとヤマトヨーロッパを使用することに。Coliはいいにしても問題はヤマト。パリ支店まで荷物を送らんといけない。
ので、せっせと荷造りして、ChavanのLa Posteまで持っていく。
郵便専用窓口見たいのがあるのでそこで受付してくれる。
Expressとeconomyがあって、保険をきっちり掛けたいならexpress。とことん安く仕上げたいならeconomyです。economyであれば、1kgあたり1€(本日の受付結果)でした。で、もちろんとことん安くということなので、economyでヤマトパリ支店まで発送しました。無事に着くのかねぇ。
ちなみに、お土産全般はColi本日発送。前回の実験によれば、日本まで10日ほどで無事に到着します。中のワインも無事でした。

[8月3日追記]
本日、ヤマトパリ支店より連絡があって全ての荷物が届いたとの事。はやい。でも、3個送ったダンボールのうち1個の1辺が上から下まで裂けておりLa Posteのテープで応急補修してあったそう。
『ひょっとして抜かれてる?』
って思って、箱の詰め替えとリストに基づく荷物チェックをヤマトに依頼。箱代9€で詰め替えをしてくれるそうだが、それにしてもダンボールの1辺が全部裂けるってどうゆう事よ・・・さすがChronoposte・・・

2007年7月29日日曜日

éscalade couvert

私自身がこれまで何回か行っている様にGrenobleではクライミング(éscalade)が盛んなのですが、そんな土地柄ですから屋内で練習するような場所もあるわけでして。今回はそちらに行ってきました。

場所は、Saint Martin d'Hèresにあるespace vertical

これが、広いんです。内の奥さん、以前は日本で地元のクライミングジムに通っていたのですが、その奥様曰く
『こんな広いところ見たことない!!』
だそうで。確かに、工場跡を引き取ってそのまま壁作りましたという感じでめちゃくちゃ広い。
いったい何本ルートあるんですか?日本人の友人たちといってきて、午後1時半くらいから5時近くまで登りまくってました。

さすがに疲れて、帰宅後は夕食とってすぐに電源オフでしたw

2007年7月28日土曜日

帰国前の準備(つづき)

帰国へ向けての準備備忘録その2

なんか帰国する場合にはいろいろ手続きが多い。その備忘録。

・荷物
フランスから日本へ荷物を送る場合には次のような方法がある。
(1)La PosteのCollisimo Internationalを使用する。
これだと1週間から2週間くらいで日本に到着。専用の箱がLa Posteに売っていて、サイズごとに値段が異なる。帰国の際にまとめて荷物を送りたいならXL(7kgまで)が良いかと。お値段34€。箱を購入すると、書類(送り状と品物の詳細を記入するやつ)を一緒にくれるので記入して持っていく。受付では重さを量ったりしないらしいのでちょっと重量オーバーでもいけるらしい。荷物はそんなに多くなくて比較的速めに送りたい場合にはいいかも。ただし、La Posteなので紛失には要注意。

(2)日本の宅配会社を使用する。
クロネコヤマトや日通がフランスでも荷物宅配を行っている。
クロネコの場合:
パリに住んでいるのであれば、集荷に来てくれる。荷物が多ければ梱包も手伝ってくれるらしい。その辺はプランしだい。ただ、地方に住んでいる場合には集荷は行っていない。ので、まずヤマトパリ支店までLa Posteなどを使って荷物を送付して、そこからヤマト便となる。お値段は船便で80€(25kgまで)。サービスにメールで問い合わせれば、送り状や品物の詳細を記入する書類を添付で送ってくれるのでそれに必要事項を記入して荷物と一緒にパリ支店に送ればOK。船便だとパンフレット上は60日くらいで到着との事。急がないものや大きなもの(Collicimoに入らないもの)を送るのにいいかも。
日通の場合:
お値段やサイズはクロネコと同じ。ただ、別料金が発生するが地方でも集荷に来てくれる。今回問い合わせたところ700€(高!!)。家具など大量に引越しに持つがある場合にはいいかもしれない。

ということで、急がない荷物はヤマトを使用することにしました。荷造り急がねば。

・銀行口座
こちらで生活するうえで必須なのが銀行口座。何をするにも必要ですが、帰国する場合にはどうするか。アパートのCaution(敷金礼金のようなもの)の返金や、その他の料金引き落としはどうがんばっても帰国後になるので、口座解約はできれば日本からしたい。ということで問い合わせたらそれは可能との事。後日RDVをとって、手続きに行く。書類にサインするだけで良いそう(研究室の秘書の方が問い合わせてくれました。)

・住宅保険解約
日本での海外旅行保険(留学用)には、住宅保険もついていたのですが、こちらの大家さんに
『フランスの保険でないとダメ』
といわれたのでこちらで加入した(Mutmat)。これの解約が必要。何も言わないと半年ごとくらいにお金が引き落とされてしまう。後日、
『帰国するから解約してチョ』
という手紙とともに事務所へ行って手続きが必要。

・インターネット解約
基本的には12ヶ月契約なのだが、途中で解約しても可。ただし、Cautionは戻ってこない。ひょっとしたら違約金も払わされるかもだがそんな事一言も言ってなかったのでいいのかも。
解約の場合には、Attestationを書いて(解約したいんだよーんという旨の手紙)、書留でサービスに送ればOK(Numericableの場合)。モデムもサービスに郵送すれば良し。
解約はAttestationを送ってから1ヵ月後になるので来週早々にも送ってしまうことにする。

・CAF(住宅補助)
手紙を出せばいいらしいが不安なので来週早々に窓口へいって確認する。8月分で終わりにしてチョって伝えねば。

2007年7月27日金曜日

研究室最終日

本日(2007年7月27日)夕刻より、研究室(というよりも大学全体が)バカンスになります。
なので、今日が研究室に来る最終日。
朝から机の片付けやデータのコピーなんかをしてます。(これを書いているのは研究室から)

最初に研究室に来たときは、
『フランス語しかだめなんだろうなぁ』
とものすごぉく不安に思ったのを覚えています。結局研究室では皆英語がOKであることが分かってほっとしたっけ。

実験をするのにも勝手が違って、こちらのタイミングで実験が進まないのでもどかしく思ったこともありました。いまはやっとペースをつかんだのに、もう帰国だし・・・

先日からポツポツとバカンスに入る友人がいて、そのつどお別れをしていたのですが、やっぱり寂しいですね。いつか帰らなくてはならないというのは分かっていたことなのに、ここに来て寂しさがドーンと押し寄せてきています。

研究室の裏手の山を見ながら煙草を吸う至福のとき。ものすごーく濃いドリップコーヒー。もう、何もかもが名残惜しくていつまでも研究室にいたい気分になってます。

何でしょうねぇ。この寂しさは・・・

2007年7月23日月曜日

帰国前の準備

さて、来月には帰国なのですが、それに向けた準備を始めていますので備忘録。

まずはアパート。契約条項の中に
『退去1ヶ月前までに、郵便書留でその旨連絡すること』
という条項がありまして。今月の頭に送りました。Attestationを。
で、どのような内容かというと、
『何月何日にアパートを出ますよ』
って言うだけ。でも、これは自分で書いたんじゃなくて秘書の方に代筆をお願いしたんですけどね・・・

で、このAttestationにサインして、郵便書留で送るのです。なぜそうなるかというと、大家さんがこれを受け取ったという記録がないとだめなんだそうで。
『C'est obrigatoir』(スペルが怪しいけど・・・)
だそうなので。
郵便局で書きとめを出して、2日もすると受け取りましたよの通知が来ます。

その後が結構大変。何がって言うと、次に借りたい人がわしわし下見に来るからです。

退去の日取りが決まってしまえば、あとは住宅広報誌や不動産屋さんに情報が載ります。これを見て、これからGrenobleに引越してくる人が下見に来るわけです。

で、この下見をしたい人がダイレクトに自分の携帯に電話をしてきます。大家さんじゃないんです。
こちとらフランス語は分からんちゅーのに・・・

最初の電話はちんぷんかんぷんで、秘書の方に代わってもらって何とか対応。
2本目の電話は、
『Je ne puex pas parler France.』
と伝えると、英語ぺらぺらでなんとかOK。
3本目の電話は、フランス語のみだったけど、理解は可能。がしかし、口から出てこないorz
ので、結局秘書の方にinterprèteを頼み・・・(ちょっとくやしい)
4本目は問答無用でフランス語で攻めてくる。フランス語でしどろもどろ返答しようとしていると、向こうが今度は英語で攻めてくる。はぁ~。

とまぁ、こんな感じ。なんかここへ来てフランス語のスパルタ教育を受けているようだ・・・

2007年7月21日土曜日

野外で肉焼き

先日から某Blogでも告知があったように、Grenobleで知り合った日本人の方々と野外BBQをしてきました。場所は、FontaineのParc Karl Marxというところ。

前回の花見BBQのときと同じように、肉に集中しすぎて景色なんぞ撮ってませんw

今回は、友人が友人を呼び総勢15名という人数でのBBQ。学生から、社会人からいろんな人が集まってのBBQとなりました。

前日のうちに用意してもらった(奥様ありがとう!!)お肉を食べ、ビールを飲み、ワインを飲んで、サラダやグリル野菜も食べ、わいわいわいわいやってきました。

もう少しで帰国ということを考えるとちょっと寂しくもあったのですが、そこはそれ。大いに楽しんでまいりました。

準備してくれた皆様、企画してくれたMotoi様。
ありがとうございました。

2007年7月15日日曜日

lac d'Annecy

Mont Blancから戻って、Annecy近くが実家という同僚の彼女(同行してくれました)のお家で、シャワーとracletteをご馳走になり、フランス革命記念日の花火を見にAnnecyのCentro Villeへ。が、一足違いで花火が終了してしまい・・・残念。音を聴いてる限りでは15分くらいかな?短!!と思いつつ、lac d’Annecyへいってみるとすごい人、人、人、人、人、人、人、人、人、人、人!!!!!!
友人曰く、普段はすごーく静かな町なんだそうですけど、こうゆうイベントごとになると、どこからとも無く人が来るらしい。Féte de la musiqueのときのGrenobleと同じか。で、この日はAnnecyで有名なアイス屋さんでアイスをほおばり帰宅。しかし、raclette食べて、その後アイス。さすがにお腹パンパンでした。

友人宅でのお泊りの2日目はAnnecyです。
この日は、午前中にFrangyからAnnecyへ移動して、lac d'Annecyを一望できるところへピクニック。といっても歩いたのは10分ほどでしたけど。

Annecyは湖のきれいな町で有名。ほかにも恋人の町とか色々ありますけど。
で、まずはlac d'Annecyが一望できる場所へ車で移動。そこからの眺めのすごいこと!!lac d'Annecyが一望できました。
手前の緑色の部分はハンググライダーの離陸場所。ちょっと怖かった・・・

そこから10分ほど歩くいて山の頂上付近へ。そこにはparapentiste(パラグライダー)の離陸場所があり、天気も良かったので大勢の人が飛び立ってゆきました。ここでは、タンデムもできるので体験飛行もできますが、さすがに突然言われても心の準備というものが・・・というわけでちょっともったいないかなぁという気もしながらparapentisteはパス。お昼はそこで、BaguetteとSuicisseとFromageとFruitierといういかにもFranceのお弁当。でもこれ、結構いいかもです。お手軽で。

湖畔からの眺めもまたサイコー!!
午後は友人とその彼女、奥様そして自分の4人(メンバー全員ですな)で、lac d'Annecyでひと泳ぎ。この日は写真でも分かるように快晴。おまけにやっと夏が来たような陽気になり、ビーチはどこもいっぱいでした。
で、自分たちはビーチには行かずに、ボート(足こぎ)を借りて、沖へ。
料金後払いで、使用時間と大きさ(定員)によって値段が変わってきます。今回借りたのは、船首部分に飛び込み台のついてるタイプの5人乗り。
ボートはみんな出払っていて、待つこと10分。足こぎボートなんか何年ぶりだろう。なかなか楽しかった。で、ボートの上から飛び込んだり、動いてるボートにつかまったりと、年甲斐も無くはしゃいできました。1時間半くらいを湖上ではしゃいで戻っておしまい。だって、疲れるし。

この日は、Frangyの友人の実家でお寿司を作ることになっていたのでそのまま帰宅。
かとおもいきや、ちょっと湖畔散策しない?との提案が。
で、湖畔をぶーらぶーら。すると、こんなゴージャスな建物が。
ここは、L'impérial palace Annecyという、ホテル、カジノなどが一緒くたになったリゾートホテル
前日、花火が見れなかったので、夜の湖畔をぶらついたのですけど、このimpérialのネオンがきれいなんですよ!写真がうまく取れなかったのがチト残念なんですけど。

で、これがlac d'Annecyの湖面。ツーか、水がきれいなんですよ。Google Mapの衛星写真でも分かると思いますけど、ほんとーに青いんですよ。いやぁ、いいとこだわ。

で、帰りがあんまり遅くなると食事の支度ができないということで、あわただしくちょっとだけ、市街地を覗いて帰宅。前夜見たときは夜景できれいだったのですけど、日中に見ても素敵な町。帰国前に時間があったらゆっくり見て回ってみたい。
この後、Frangyの友人宅へ戻って、夕食に手まり寿司とおそばを作って、友人、友人の彼女、友人の両親、奥さん、自分の6人で日本食を食べるという夕食。寿司もそばもなかなか好評で、奥さんはほっとしたようでした。この日も、談笑しつつ食事をして、結局Grenobleに帰宅したのは夜中。


2日間もお世話になった友人にほんとーに感謝。ChamonixからAnnecyまで、盛りだくさんの旅行になったのは彼のおかげ。ありがとう!

2007年7月14日土曜日

pique-nique dans MONT BLANC

Grenobleの周囲には美しい場所が山ほどあるのですが、Annecyというところは湖もきれいで有名な場所。日本では、キャンプをしたりしていた自分たちは行ってみたかった場所なんです。

研究室の同僚に、『Annecyでキャンプしたいんだよねぇ』と相談したところ、『実家がFrangyだからどうせなら泊まればいいよ』とのお言葉。なんてやさしい!!と言うわけで、13日の金曜日夕方から15日までお言葉に甘えていってきました。

金曜の夕方に研究室に家の奥様を連れて研究室に集合。友人の彼女とともに、まずは一路同僚の故郷ののFrangyへ。Grenobleからは車で2時間くらい。
この日は、うちの奥様が『日本のお弁当』をイメージして、entréeを準備していてくれました。これをいただきつつ、楽しく同僚のご両親とも歓談(英仏ちゃんぽん。英のほうがはるかに多かったけれど・・・)。

14日は『山へ行こう』と言われていたので、どこへ行くのかなぁと思っていたら、
『Mont Blancはしってる?』
と同僚から質問が。もちろん知っていますとも!!
『Mont Blancでは無いけれど、良く見える違う場所へ行こう。』
と言われて山へハイキング。
Mont Blancはフランス、イタリアの国境にある山。このフランス側の町の名前がChamonix
FrongyからMont Blanc・Chamonixまでは車で1時間半くらい。近!!

移動途中も山々を見ているとやっぱりEuropeにいるのだよなぁとしみじみ実感してました。


で、Mont Blanc・Chamonixに到着。ロープーウェーに登るためのチケット売り場に並んでいるときに重大な忘れ物に気がつく。実は、ハイキングの予定で、前日のうちに同僚のお母さんがSocciやお肉の焼いたものを準備していてくれたのですがこれをすっかり忘れてきたのです・・・と言うわけで女性陣をチケット売り場に残して男性陣は急遽スーパーへお買い物。jambon、
saucissonとpate de campane。戻ってくるとすでにチケットは購入済み。ロープーウェーにてFlegereと言う山の中腹まで移動。ここからは歩いていきます。

で、どこが目的地かと言うと『lac blanc』。直訳すると『白い湖』。どこかで聴いたことのあるフレーズ・・・


ロープーウェーを降りるとそこはすでに絶景!!!!

ここだけでもすでにわれわれ日本人は感動!! だって、氷河が見えてるんですよ!!氷河が!!!

『さ、行こうか』
と同僚の声を聴きつつ、感動しながら山道ハイキング開始。山道といってもそんなに急坂ではなく、『ちょっと傾斜のついてる散歩』の感覚で登ることのできる山道。お年寄りから子供までが登っていました。
しかし、景色がすごい!!!
すでにMontBlancが見えているのですけど、この景色を
ず~~~~~~~~~っと
見ながら登れるのです。まぁ登っているときは下向いてるんですけどねw
なんというか、すごいところに来てるなぁって感じがしてました。おまけに道中にもまだ雪が残っているところもあるし。

いくらお年寄りも登れるような山道とはいえ、そこは山道。登っていると結構疲れる。ヒーヒーハーハー言いながら登っては景色を見て感動して、また登って。と言うのを繰り返してました。

で、登ること1時間半くらい。 突然目の前が開けたかと思ったらそこには湖が!!!!
すっげぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
なんというんでしょうか。疲れが吹き飛ぶような絶景と言うのをはじめてみました!!おまけに振り返れば、Mont Blancとそれに連なる山々と氷河が一望!!!
すごい展望に思わず言葉を失う感じ。

この『lac blanc』はChamonixにある
Les Aiguilles Rougesという峰の中腹に位置します。空の青と、山のグレーと湖の白がなんとも・・・

ここまで来ると、何を見ても『すげぇ・・・』としかいえませんでした。
この景色の中、baguetteとjambon、patê、fromage、chocolatで食事を済ませ、ゆっくり休憩して景色を堪能した後下山。
と、そのまえに。 同僚と 『せっかくだから、lac blancに足を入れてみよう!』 と言うことになり、男性陣ははだしになって湖から流れ出ている川へ。 これがつめたいの何の!!!!氷が解けて湖になっているうえに、湖周辺にはまだ雪があるので当然なんですけど。 『ぐぁ~!!』 と叫びながらも足を川に突っ込み、なかば我慢大会になったのでした。

2007年7月3日火曜日

barbecue de laboratoire

今いる研究室では、毎年バカンス前にbarbecueをするそうで、今年は7月3日でありました。

天気がよければキャンパス近くの公園でと言うことだったのですが、あいにくの曇り時々雨。と言うことで、研究室近くのmaison de l'INPGでの開催となりました。

研究室のメンバーがほぼ全員集合。且つ、家族も来ているのでそれはそれは大所帯。何人いるんだ?

で、始まるときには乾杯も何も無く、なんとなーく始まるのです。えぇ。誰とはなしにビールを飲み始め、ゆるゆるとスタート。

barbecueというからには、肉主体かと思いきや、まずは乾き物で。その後1時間くらいしてサラダ登場。

そしてそのまた30分くらい後にやっとコンロに着火。やべー。ビールとサラダで結構お腹膨れてきてしまった・・・

でも食べましたよ。お肉。
ところでこちらのbarbecueは日本でのやるのとはちょっと感じが違います。お肉をビシバシ焼くのではなくて基本的にsaucisse(なまのソーセージ)。たまに串に刺したお肉を焼いたりしますけど、日本みたいに、肉肉肉肉肉野菜肉肉肉肉肉・・・と言う感じではないですね。おまけに、saucisseはbaguetteにはさんで食べます。でも、美味しいのでいいのです。こっちのsaucisseは美味しいんですよ。

で、bièreのんで、roseのんで、vin rougeのんで、チェコの同僚と、チェコ語の発音は面白いとか、チェコの歴史についてとか、政治についてとか、どこの国もDrの学生は就職がないよねぇとか言いながら、しこたま呑んで自宅に着いたら23時。いやぁ呑んだわぁ。

おいっ!!!!

つか、突然の停電はすげー困る。
今日の朝からの仕事(書き物)すべて台無しorz
いや、保存してなかった自分が悪いといわれればそれまでですが、
それにしても、大学の研究施設で突然停電しないでよ・・・

ということで、やる気が一気にダウンして、こんな愚痴を書いてます。

2007年7月1日日曜日

La escalade a Saint-Egréve

金曜日に上ったばかりなのですが、行ってきました。Escalade。
今回は、奥さんがボランティアをしている日本語補習校で知り合った日仏夫婦のご家族と一緒です。

旦那さんはフランス人なのですが、もちろんescalade大好きのようで、お声をかけてもらったと言うわけです。
今回行ったところは、Grenobleのお隣のお隣になる、Saint-Egréve

それにしても、Grenoble近郊にはほんとーにescaladeのsiteがおおい。
スポーツとしての認知度が高いからなんだと思うんですけどね。

で、やってみました。
これは、奥さん。
escaladeは、はじめにそのルートを登る人がカラビナを壁に打ち付けてある器具に取り付けて、ロープを掛けて、登頂したら、ロープを架け替えて頂上のリングに通して・・・とやることがいっぱいあるのです。で、どうやら打ちの奥様はあんまり、1番で上ったことがないそうで、上る前に結び変えの練習をしっかりしてから登りました。
でも、同行してくれた日仏夫婦のフランス人の旦那様が、登ってゆく奥さんを見て
(・∀・)ほう
という顔をしてました。で、その方曰く、
『日本人でこれだけ登れる人をはじめてみました。』
との事。この言葉を聴いて、家の奥さん大喜び。良かったね。
で、わたし。先ほど奥さんが登ったところとはちょっと違うところ。
傾斜している壁なのですが、手をつかむところが無い・・・
傾斜しているから楽勝と思っていたのに・・・
ちょっと怖かった。

でも、やっぱり外で体を動かすのは楽しいですね。

この日は、日仏夫婦のご家庭で、晩御飯までご馳走になってしまいました。
旦那さんがブルターニュご出身と言うことなので、この日はクレープでした。
美味しかった!!

なんだか登ってばかりの休日でした。

2007年6月30日土曜日

知人の引越しと誕生日

2007年6月30日は、こちらでお仕事をなされている方が本日お引越しと言うことで、それを手伝ってきました。
お手伝い自体は数時間で終了。もともと荷物もまとめてあったので、楽勝でした。

で、夜は自宅で、引っ越し祝いのための餃子パーティー。
そう。
前回作って、あじをしめた餃子です。
この日はこちらの友人を集めてのパーティーにしたのですが、期せずして私の誕生パーティーもかねることに。
いや、ありがとうございました。

で、この日は大いに飲んで、お開きになったのは翌日の午前5時・・・
徹夜で呑んだのは、10代のころ以来だなぁ・・・

皆さん、楽しんでもらえたようで何よりです。

2007年6月29日金曜日

la via férrata à la Bastille

ここGrenobleの人はクライミング、la escaladeが大好きです。もちろん、自分の研究室の同僚も大好きなのですが、以前、連れて行ってもらってすっかり味を占めてしまった私・・・

今回は、仕事を早めに切り上げて、Bastilleにある『la via ferrata』と言うのをやってみました。
これ、Google先生にお尋ねするとこんなんが出ます

このvia ferrata。岩肌に、鉄筋などでステップを作っておいて、ワイヤーを渡し足りしてあるところを上っていくのです。
もちろん、ハーネスとカラビナは必須です。
で、これを上っていくのですが、結構きっついんですわ
( >Д<;)

la escaladeとは全く違うと言ってよい感じですが、これ、下手するとla escaladeよりもきついかも。
だって、岩肌つるつるだし、壁は垂直以上に傾いてるところあるし(のけぞる感じになるということ)・・・
おまけに高度は一丁前にあるし、もう必死です。手、プルプルしてました。

で、友人に聴いてみたところ、via ferrataが街中にあるのはGrenobleだけだそうでw。
そらそうだよな。街中にこんな良い場所があるところなんてそうそうないもんな。

で、上っている最中にも何回か追い抜かれ・・・
(えぇ。私が遅いんですよ。すみません。家の奥さんはひょいひょいと登っていくんだよなぁ)

で、結局Bastilleの上まで上るのに1時間半以上かかってしまいました。
しかし、こうゆうのがあれば、escaladeの入門にはいいかもしれない。

この日はその後、一緒に行った友人とその彼女を招いて急遽家でお食事会。
奥さん、ありがとう。

2007年6月24日日曜日

le concert à Saint-Antoine L'abbaye

こちらでできた友人の中に、Le Conservatoire National de Région(CNR)でmusique ancienを勉強してる人がいます。で、その人が演奏するconcertには何回か行っているのですが、今日もそのconcertに行ってきました。場所は、Saint-Antoine L'abbaye
ちゃんと
Office de tourismeのHPがあるのがいいですな。ココは、自分たちの大好きなSaint-MarcellinというFromageの生まれ故郷の近く。Grenobleから車で小一時間というところでしょうか。

ココは昔、Antoineさんが病院を作ったり、学校を作ったりして開いた町だそうで。で、その人をたたえて町の名前がSaint-Antoine(聖Antoine)になったと言うことです。

concertの時間まで、街中をぷらぷらしたりしたのですが、これがまた、古くて良い感じ。
町自体は小さいのですが、なんといいますか、古いヨーロッパの田舎町そのままと言う感じ。
街中は迷路みたいだし。


で、Concert会場ともなるEglise(教会)ですか、これまた荘厳な感じ。


教会の前には並木道もあったりして。これが良い感じなんです。

肝心のコンサートはもちろんClassique。でも、Egliseでclassiqueを聴くのも楽しい。
この日は、CNRの学生のconcertだったのですが、パイプオルガンの生演奏もあって、楽しかった。
で、このパイプオルガンなんですが、友人曰く、日本だとなかなか引かせてもらえないそうです。
ましてや学生なんかとても無理。で、ここフランスはどうかと言うと、CNRの学生だからなのでしょうが、引かせてもらえるのです。おまけに、ここSaint-Antoine L'abbayeのパイプオルガンはIséreでもっとも古いものだそうなのですが、今でもキチンと手入れをしているそうで、なかなか良いものだそうです。
古いヨーロッパを見て回るのも楽しいなぁ。

2007年6月21日木曜日

Fête de la musique

6月21日はフランス全土で『Fête de la musique』、つまり音楽の日。
というわけでもちろんGrenobleでも音楽の日なわけです。
といっても休日では無くて、みんなで音楽を楽しもうという日らしい。
聞くところによると、町中いたるところで音楽が流れるそうで。
というわけでちょっくら探検(?)してきました。

夕方、研究室の同僚が就職が決まったということでビールをご馳走になりにPubへ。
この移動の時点からすでに、町中がいつもと違ってお祭り騒ぎ。
見ると、街中の広場という広場にステージが!

奥様が昼間探検したところによると、昼間のうちに音響調整なんかをやっていたそうな。
それにしても本格的過ぎる・・・
と、これらのステージをわき目にまずは誘われたPubへ。
ここでも、音楽の生演奏。耳元で、どでかいスピーカーでガンガン演奏するもんだ。
チトやかましい。が、そんなことは気にしないのでしょう。聞いている人はだんだん盛り上がってきて踊りだすおじさんもいました。
で、ここで友人から『場所によって演奏する音楽が違うから、好きなトコに行ったほうがいいよ。』とのアドバイス。
するとその友人が、同じPubで飲んでいた別のグループのところへ。二言三言会話してきたと思ったら、手にはなにやらパンフレットが。
びっくりしたのはこのパンフ。町中の主要ステージが網羅され、音楽ジャンルと演奏グループまで書いてあります。
これを頼りに鑑賞したほうがいいよということで、われらはバスティーユに登ってみることに。
見ると、ロープーウェーは半額のよう(demi tarifって書いてあった)なので、『太っ腹だなぁ!』と感心しつつロープーウェー乗り場へ。
途中、Jardan de Villeを通ったのですがここもすごい人。この時点で午後9時過ぎ。
で、乗り場へ行ってチケット買おうと奥様が窓口へ行くとなんと無料ということが判明!!いいのかGrenoble?そんな太っ腹で?
で、チケットにはちゃんとFeteの文字が。これは記念だ。
登るとそこではすでにステージで音あわせの最中。Jazzを目指していったのですが、どうやらAfricanな様子。
ビール片手に鑑賞していると、こうゆう音楽もいいなぁという気分に。気分だけは南国カリブ海っぽい感じ。
(Africanなのに・・・)
で、こうゆう音楽が流れるとどうなるかというと、露天でディスコ状態ですよ。いや、皆さん激しいこと。

一組の演奏が終わって夜景を見ようと移動すると、町中からありとあらゆる音楽の音が聞こえてきて、
まるでGrenobleが大きなスピーカーになったようでした。おまけに夜景はきれいだったし。
すごく得した気分でした。
2組目はJazzのグループだったのですが、奥様が寒さを訴え(日が暮れてから少し肌寒くなっていたのです。)、どうにもならなそうだったのでロープーウェーで下山。
で、自宅への帰路に着くと、なんということでしょう(Before After風)!!
Jardan de Villeは人の山、山、山、山!!!!!!!!!
下山した時点で午後11時半くらい。2時間ちょっと前に通ったときよりも格段に人が増えてる!!
そして街中を抜けようとすると、そこも人の山、山、山、山、山、山、山、山、山、山、山、山、山、山、山、山、山!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんといいますか、いったいどこからわいてきたのよ?っていいたくなるくらいの人。だって、人がおおすぎて移動できないんだもの。
地元の夏の花火大会のようだ・・・・・
で、これがステージの近くとなるとまたすごくなる。いやほんとに。写真が無いのが残念だ・・・・取ってる余裕なし!!
てか、皆さんすごいテンションで、初めてFeteを見た日本人としては、びびりました。

2007年7月4日追記
Youtubeで検索すると結構ありますね
ま、こうゆう感じで町中が盛り上がっていたわけです。

2007年6月17日日曜日

Brocante à Saint Laurent

以前にも書いてますが、Grenobleでは3,6,9,12月の第2日曜日に大きなBrocanteが催されます。場所はIsére北岸のRue Saint Laurent。今回ももちろん行ってきました。

実は、日取りをすっかり間違えていて、来週だと思い込んでいたのですが、当日朝に友人がメールで連絡してくれて。おかげで助かりました
アリガト!(゚∀゚)!アリガト


で、この日は友人を誘って午後からぶ~らぶ~らぶ~らぶ~らぶ~ら。
帰国するため9月の開催には来られないので最後のSt. LaurentのBrocanteでした。
自分はいい物を見つけられませんでしたが、奥さんはしっかり大好きなLe Creusetを発見、購入。幾つ目っすか?まぁいいですけど。

夕方にお茶と称してRoséなんぞを呑んだりして、楽しい休日を過ごしました。

(土曜日のアスレチックで筋肉痛だって言うの内緒です・・・そういえば、前回行ったときも筋肉痛だった・・・)

2007年6月16日土曜日

le concert à Eglise de la Motte Servolex

アスレチックから帰ってきてから、いったん帰宅して、パンにNutellaを塗ったくってカロリーを補給して、着替えて出かけた先は、Chaméry近くのMotte Servolexという町。この町にある教会でGrenobleのLe Conservatoire National de Régionにてmusiqueを学んでいる友人が演奏すると言うことで行ってきました。

運転していただいた方も、自分も、もちろん奥さんも詳しく道が分からないので、地図のプリントアウトと看板を頼りにドライブドライブ。50分くらいで目的地に到着。
すでに人が大勢並んでいる(゚Д゚ )ウォ!
そして、空が明るいですが、時計を見てもらえば分かるように20:55であります。最近は22:00を過ぎないと暗くならないのです。日がナゲェ・・・
で、この日のコンサートはと言うと、この周辺の合唱隊とパリの合唱隊のコラボでして。えーと、確かプログラムによると
l'Ensemble Vocal Canzone

l'Ensemble Vocal du CNR de Montreuil-Bois
と言う名前だそうで。前者のほうがChaméry近辺での合唱隊。すげ。HPもあった・・・


で内容は、
Premiére partie Jean-Sébastien BACH
となっていまして、直訳すれば
First part Jean-Sebastien BACH(バッハ第一章)とでもなるのか?
クラシックは分からんですorz・・・

でも、演奏はすごく良かった。初めて、教会でクラシックのコンサートを聞いたけど、あんなにかっこいいとは思わなかった。
こんな雰囲気のところでクラシックを聴くなんて日本じゃ考えもしなかったなぁ。
音楽は良く分からないけれど、好きか嫌いかでいいのであれば、好きな部類の演奏でした。今度はGrenobleの教会辺りでなんか無いかなぁ・・・

21日のFéte de la musiqueでなんかあるかなぁ。でも、その日はすごいらしいしなぁ。でもちょっと楽しみ。

parcours sportif

こちらに来ている日本人の方に誘われて、日本で言うところのフィールドアスレチックに行ってきました。 その名も『Indian Forest Chartreuse』。 場所はSappeyというところで、Chartreuseと言う山の中にあるのです。 Chartreuseといえば同名のお酒が有名です。(ちょっとgoogle先生にお伺いしたらWikipedia;jpにもありました。本家はこちら)で、これは食後酒として飲むのだそうですが・・・ いや、話が逸れた。 で、『Indian Forest Chartreuse』。
はじめはアスレチックと聞いていたので、日本で言うところのアスレチックをイメージしていたのですが・・・
で、トラムのB線、Grand Sabronの駅で待ち合わせをして車で30分くらいですか。以前行ったCorencのBrocanteが開催された場所を越えて一路Chartreuse方面へ。で、到着するとそこは山の中。まぁ、当然ですな。その場所は冬になるとスキー場になるんだとか。リフトは無くて、T-barだけのようですが。まぁ、練習するにはいいかも。

で、気になるアスレチックの料金ですがページにも書いてありますけど、大人(15歳以上)21€。うーん。ちょっと高い。ちなみに、学生でも19€。何でと思いでしょう?なぜなら、
『ハーネスをつけて、カラビナを使う、本気で大人が楽しめるアスレチックだから!!!!!(自分談)』

コースは、レベルの低い順に
黄色、白、青、緑、赤、黒、超黒
7種類。白くらいまでなら小学生くらいまでできるでしょうか。
ドンなんかと言うと、こんなんです↓
いやぁ、見たときは思わず
( ゚Д゚) ムホー
と言う感じ。だって、なんつーか筋肉番付の一般バージョンみたいなんですもの。

で、受付を済ませて、ハーネスをつけて、皮手袋(基本的にワイヤーだらけなので)を装着すると、管理してる人によるインストラクションが。もちろんフランス語ですが・・・(;・∀・)
まぁ、実演もしてくれるので問題ないのですけどね。で、安全確保の仕方とか、ワイヤーには1人筒しか乗っちゃだめとか色々説明を受けて、さて開始。

はじめは白のコースへ行ってみる。簡単なコースなんですけど、何でしょうねぇ。安全を確保しながら進むと言うのはわくわくしますね。何でか分かりませんが。

で、その後は、緑、赤と難度を上げて挑戦。正直、赤のコースはきつかった・・・
手がプルプルしてました・・・
まぁ、ハーネスつけて安全確保はしてるので怖いことは無いのですけど、やっぱり必死になっちゃうんですよねぇ・・・

赤に挑戦しているときに、超黒に挑んでいる大人男子のグループがありまして、それを見る限りでは、自分ではちょっと無理かも・・・だって、すんごい高いし、思いっきり筋肉勝負なんですもの・・・


2007年6月11日月曜日

これってさ

どうも。一月くらい更新せず、そろそろ飽きたかと思われた人もいるかもしれませんが、そんな事ありません!断じて違います。

で、今日は某所で見つけた面白ネタ。



イタリアとEUの比較なのですが、今現在フランスに住んでいる者として見ると、フランスにも当てはまることがいっぱい。これを見て、いやそれ今日あったしって突っ込んでました。

さて、ごらんの皆さんはどう思います?

2007年5月12日土曜日

フランス大統領選挙雑感

日本でも多数報道されていますが、去る5月6日に新しいフランス大統領が決まりました。

第1回投票を終えた時点で、最終候補の2人は右派、左派で真っ二つ。フランス国民はどちらを選ぶのだろうと、興味をもってみていたのですが、結果は下馬評どうりの右派候補の勝利。と言っても、得票率にそんなに大きな差があるわけでもなく、文字通りフランスが真っ二つに割れた選挙戦だったでしょう。

とまぁ、色々なこともありますが、自分が気になったのは、同僚はどう考えているのだろうと言うこと。選挙前は昼食やお茶の時間の話題は選挙で持ちきり。フランス語がわからなくても、候補者の名前が出てくるので一発で判るのです。

で、チョコチョコ聞いているとどうやら皆さん右派候補はお嫌いなようでして・・・
特に社会保障関係や、労働関係についての政策は合わないようでして。
なるほどねぇと話を聞いていました。
話を聞いていると、学生は特に今回の右派候補には好感を持っていないようでした。
それにしても、自国の政治に関してこれほど関心をもって、議論できる学生ばかりであると言うことに一番のショックを覚えました。日本では学生時分は政治には全く興味が無い人が多くを占めるのに・・・日本でも改革が、とかいろいろ行っていますが、まずは政治に興味を持たなくては何も始まらないのではと思ったのでした。

で、選挙後は、皆さん一様に元気が無い。やはり右派候補が当選したからなのでしょうか?

2007年5月10日木曜日

repas de japonais

同僚の1人に、『日本の漫画大好き!』と言う人がいます。好きな漫画は『あずまんが大王』と『焼きたてジャパン』。むー。漫画・アニメが好きな自分もそれは知らない・・・
その同僚との朝の挨拶は『オハヨー!』ですw

で、その同僚から『日本食が食べてみたい!』と常々言われていたのです。おまけに歓迎会も開いてないし。そう。こちらでは歓送迎会は自分が開くものなのです。台所もきれいになったことですしお招きしますかねと言うことで、自分のアパートで5月9日にrepas de japonaisとなったわけです。

以前友人宅に招かれて食事をご馳走になったことがあったのですが、その際に奥さん曰く
『すごい・・・』
ナニがすごいって、料理を全て1人でこなし、デザートまで用意するところ。日本だったらまず無いでしょう。ラザニア作って、ケーキ焼いてってする人。しかも1人暮らしで。で、家の奥さん対抗意識があるのか、一生懸命メニューを考える。で結局
手まり寿司
海苔巻き
かき揚げ
豆腐サラダ+ゆずこしょうドレッシング、ゴマドレッシング(どちらもしょうゆベース)
ひじきと高野豆腐の煮物
から揚げ(しょうゆ味)
そば、うどん
のメニューとなったわけです。

前日から買い物をしてくれて、当日は一生懸命に準備をしてくれた奥さん。本当にありがとう。実は、フランス人がどんなものが食べたいのかをすごく気にしていて、同僚とパブで飲んだときに奥さんが聞いていたのですが、そもそも日本食についての知識が皆無に等しいので、同僚はそんな事聞かれても答えようも無く。結局奥さんは上記メニューにも一抹の不安を抱えていたようです。自分としては、日本人が作る日本食を食べられると言うだけで楽しんでもらえると思っていたのでお気楽に考えていたのですが、作るほうとしてはそうでもなかったようです。

で、当日は自分も早く帰宅して手伝い。すし飯を仰いだり、手まり寿司を作ったり。
そうこうしていると予定の時間の午後8時。まぁ、フランス人なので時間前には誰一人としてきませんw当然のことながら全員遅れてきましたwみな一様に眺めのよさに感心していました。確かに眺めは最高ですよw
食事を始める前に一通りの説明。皆興味深そうに聞いてました。で、じゃ食べてねと言うと、1人が
『すしがきれいなので食べるのもったいないよ』
とひとこと。むー、それでは作った意味が無いので、いや食べてくれと。
いったん始まると、皆全てのさらに手を伸ばし、『uhmmmm』と言いながらにこやかに食べていました。テーブルの上の食べ物は見る見るうちに無くなっていき、奥さんも自分もほっとしました。
参加した同僚は一様に『美味しい!』と言ってくれ、奥さんは本当にうれしそうでした。
日本から遠く離れた海外で、日本食を友人に振舞う。文化交流が云々とか、小難しいこと考えなくてもいいんだなって実感。

その日は、友人たちと生活のこと、政治のこと遊びのこと、日本食のことなんかについて話をして0時過ぎにお開き。ほんと、皆楽しんでくれたようなので、自分も奥さんもすごく楽しかった夕食でした。